年収一億三千万円のサラリーマン大家が語る自己管理ではなく管理会社に任せる理由

1959 年、静岡県生まれ。法政大学卒業後、損害保険会社のサラリーマンとして10 年間勤務。独立を夢みてコンビニ経営に乗り出すが4 ヶ月で廃業、こつこつ貯めた1000 万円を全て失う。その後、製造業のサラリーマンとなって起死回生をはかり、1998 年から副業として不動産投資を始める。小額の資金から始めた投資が18 年で総額13 億円まで拡大し、家賃収入は年間1 億3千万円を突破。現在10 棟174 室を所有している。
大家業を始めてもう18年になりますが、実は最初から不動産投資をやろうとは思っていませんでした。
大学卒業後、サラリーマンとしてコツコツ貯めた1千万で脱サラした私は「コンビニ経営」を始めました。
もともと直感的なタイプなので、ふいにその頃流行っていた「コンビニオーナー」を夢見て起業したんです。ところがわずか4ヶ月で廃業。
今思えば何も考えていなかったんですね。
再び製造業のサラリーマンになって働きましたが、ある日、資産もお金も無い今の状態で歳を取った自分の姿を想像して不安に駆られました。同時に、今から何かしなければといけないと奮い立ったんです。
そこで(これも直感的に)「金融機関からお金が借りれるし、単純に面白そうだから、不動産経営をやろう」と思い、早速自宅の近くの物件資料を持って、銀行からの融資で不動産を購入しました。
これが大家になった経緯です。
とはいっても、大家業は一筋縄でいくものではありません。加えて不動産投資は自分にとって最後の勝負だと思っていたので、必死になって勉強しました。
その中で、自分なりに辿り着いた大家業の極意は「管理会社をパートナーにすること」でした。
まずお伝えしたいのですが、私は自主管理が「良くない」といっている訳ではありません。
大家仲間でも自主管理をしている方は多くいらっしゃいますし、大家自身が希望して家賃滞納などのトラブル対応やDIY(セルフリフォーム)をやっているなら大いに賛成です。
ただ私の場合、労働して対価を得るなら不動産ではなく、今やっているサラリーマンを選びたいと思ったので、副業として大家を続けていくための方法を探しただけに過ぎないという話です。
私の考える賃貸経営とは「時間的自由と富と気楽さ」です。実を言うと、最初に購入した中古物件では自主管理をしていました。
私も大家業を始めた当初は、自主管理こそ大家の仕事だと信じて疑わなかったんです。
ところが、その物件の隣に住んでいた前大家からいつも連絡が来て「アパートの管理が甘い」だの「掃除が出来ていない」だの、仕舞いには町内会の会合に出ろなどの連絡が来て、知識も無かった自分は「これが大家業か!」と驚きました。その大変さに、正直、物件を売って大家業を辞めようかとも考えました。
そんな気持ちで、何気なく勉強がてらに、近所にある不動産会社に飛び込んで事情を話したんです。
すると「そんなの自分で管理するからダメなんです!」とすぐに説教されました。それから「最近は自宅の隣の物件でも管理を任せる大家さんが多いですよ。良かったらウチに管理を任せてください」と言ってくれて。「藁にもすがる気持ちで」管理を依頼しました。
運が良いのか、地場の会社なので町内会なんかも上手く対応してくれました。それまで頻繁に来ていた前大家からの連絡や募集業務、入居者のクレームなどの手間が消えて「これが自分の目指していた大家業だ」と実感しました。以来、定期的に管理会社へ挨拶しに訪問するのが私の大家業の中心です。

管理会社に任せる場合、やはり管理に強い会社を選ばなければいけません。
選ぶポイントとして、基本的には、物件エリア内の管理会社にお願いしています。理由は地域の情報に強いことと、地場での評判を気にするため客付けに手を抜かないからです。
また、選び方も重要だとは思いますが、なにより大切なことは付き合い方です。一般的に大家さんは管理会社を下に見る傾向があります。
特に管理会社からの請求書を本気で疑う態度です。これは大きな間違いです!
例えば、夜中に急なトラブルが起きた時、大家自身は行けないので、当然管理会社にお願いすることになります。
すると管理会社は夜中に起こされる分、普段より高い管理料を請求してきます。こんなとき、私は普段の倍払っても良いと思っています。トラブル対応は割高になって当たり前だと理解しないといけません。ところが、意外と分かってない大家さんが多くいらっしゃいます。管理会社だって頑張っている訳ですから、絶対にケチをつけてはいけません。
トラブル対応はスピードが勝負です。管理会社だって訳も聞かずにただ高いと言われたら、気分悪くなります。むしろ私は、少し高いな~と思っても笑顔で払うようにしています。
私にとっての管理会社は「ビジネスパートナー」なので、お金と礼儀と笑顔でお返しします。
常に「ありがとう」の気持ちで対等に接することがポイントです。
大家業は立派な事業です。事業ですから、売り上げ見込みや経費が狂うのは当たり前だと思います。
入居率が90%から80%に下がることも、当たり前のアクシデントだと捉えるべきです。
それでは、そうしたアクシデントを想定した上で、どのように賃貸経営をしていくのか。
そこで私が思う賃貸経営の秘訣こそ「管理会社はパートナー」です。
皆さんは管理会社を「ひたすら客付けしてくれる営業マン」だと思っていませんか?
管理会社はあなたの事業をサポートしてくれる大切なパートナーです。「なんでもしてくれて当然」ではなく、常に「自身の商品(=物件)を売ってくれてありがとう」という気持ちを持って、定期的にお礼へ行くくらいが丁度いいと思います。

管理会社とうまく付き合うポイントは?大家さんが思う管理会社の選び方!
こんな記事も読まれています
こんな記事も読まれています
新着!大家さんのお悩み相談
あなたにおすすめの収益物件
物件がありません
大家さん・投資家さんのためのセミナー・勉強会・相談会
新着特集一覧
- 大家さんなら知っておきたいサブリース契約の注意点|動画で弁護士が解説
- クレーマー入居者のいる投資物件の売却について記事を更新中
- ゴミ屋敷になってしまった投資物件の売却時に気を付けることは?最新記事をピックア…
- 2020東京オリンピックで不動産投資はどうなる?売却時の注目記事をまとめました…
- 不動産投資物件売却時の媒介契約について記事をピックアップ
- 投資物件売却時の売買契約について注目記事をピックアップ!
- 【大家・投資家が気になる】不動産売却に関する注目記事まとめ
- 確定申告の流れや計算方法を動画で学ぶ
- 税理士が動画で解説|大家さんが気になる賃貸契約にまつわる税務やトラブル事例を配…
- 弁護士が動画で解説|大家さんが気になる賃貸契約にまつわる法律やトラブル事例を配…
- 大家さんが知っておくべき「法人化」するメリットを動画で学ぶ!
- 鉄骨構造の投資物件売却について
- 築年数もあり老朽化がひどい木造アパートは需要ない?木造アパート所有する大家さん…
- 自分に合った管理会社を探すことで空室率が変わる?満室経営大家さんが語る!上手く…
- 鉄筋コンクリート造(RC造)を建築した大家さんの経験談をご紹介!
- アパートローンの審査基準について!金融機関によってどのような項目がある?
- アパートローンの審査基準について!金融機関によってどのような項目がある?
- 土地の有効活用方法について!地主大家が気になる点を専門家が解説
- 敷金・礼金なしにするデメリットは?敷金礼金は空室対策に効果ある?
- 耐用年数が過ぎている場合原状回復費は大家負担?原状回復をめぐる入居者とのトラブ…
- 土地活用での固定資産税について!固定資産税評価額の調べ方や固定資産税軽減につい…
- 賃貸併用住宅に決めた理由や建築のこだわりなど大家さんの生の声をご紹介!
- 不動産投資で減価償却費を活用した節税の仕組みについて専門家が解説
- 借地権のある土地の更新や契約期間について!更新拒否や契約解除するための法的手続…
- 家賃滞納者が督促状無視?家賃回収、退去求め裁判を起こすべき?
- 中古物件の空室対策のポイントはリフォームでキレイに住みやすい部屋にすること!新…
- 不動産の共有名義にするデメリットは?相続の際に起こるトラブル事例をご紹介!
- アパートを建て替える際の目安の年数は?空室対策として建て替えを検討しているが…
- アパートの補修は入居者がやるべき?管理している物件の修繕にかかる費用や日数につ…
- 区分マンションを管理するのにかかる費用は?入居者退去による修繕費用や害虫対策費…
- アパート経営で失敗しないために知っておくべきリスクとは?賃貸経営で収入を得る方法
- 空室対策方法で効果的な手法は?賃貸アパート・マンションの空室対策の無料相談
- 家賃滞納の無料相談 督促状や内容証明の書き方や流れ|家賃滞納のお悩み相談は「お悩み大家さん」






