私はふだん「不動産投資」という言葉をあまり使わないようにしています。なぜなら不動産投資は「人が生活する場」への投資であり、株などの金融商品への投資とは明らかに性質が異なるからです。 そこで本書では、いわゆる「不動産投資」のことを「不動産経営」という言葉で表現したいと思います。 さて、まずはみなさんに私たちのもとに不動産経営の相談に来られたSさんの例を紹介しましょう。 会社員のSさんは数年前から不動産経営に興味をもち、セミナーに参加したり関連する本を読んだりと、勉強を重ねました。 あるとき、Sさんはセミナー後の懇親会の関で、セミナーの講師や参加者からある中古一棟マンションを勧められました。その後Sさんは実際に現地へ足を選んで物件や周辺環境などをしっかり確認したうえで、以下のような形で購入しました。